NOT根性論❌脳科学の力で理に適った仕事術を教えてくれる一冊【本レビュー④】

読書記録
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こんにちは、まみこです😊

こちらでは読書初心者である私が読んだ本について感想をまとめています。

今回は 樺沢紫苑 さん著『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』を読んでみました。

2016年に発売された医学をもとに仕事を効率化するためのオンリーワンなビジネス書です。
実際にお医者さんが執筆されています。
少しとっつきにくい脳内物質についても
アニメやドラマでの例えや図解でわかりやすく最後までスルッと読むことのできる一冊でした。

最後までお読みただけたら嬉しいです!

『脳を最適化すれば能力は2倍になる』はどんな本?

脳科学の観点から最適な仕事術について教えてくれるビジネス書です。

本書の主役は、
7つの脳内物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、アセチルコリン、メラトニン、エンドルフィン)です。
それぞれの脳内物質をいかに効率よく活用するか、といった内容です。

本の冒頭で7つの脳内物質たちを『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物に重ね合わせてわかりやすく教えてくれるんです。

例えばノルアドレナリンは「闘争と逃走のホルモン」と呼ばれており、
「逃げちゃダメだ」のセリフが有名な主人公:碇シンジに似ている。
ノルアドレナリンは闘うか、逃げるかそうした選択を迫られる危機的状況で分泌されるホルモンであるが、その分泌が長期に及ぶと「うつ病」になる。
実際に物語の後半、シンジは自分を責め気分は沈み抑うつの症状が見えている。
自分に自信が持てないシンジに対照的な惣流・アスカ・ラングレーはドーパミンを象徴していて・・・・・

のように脳内物質ひとつひとつを擬人化しておしえてくれます。

まみこ
まみこ

エヴァ好きな私は最初から心を鷲掴みにされました笑

そしてその脳内物質をどのように用いれば、
その人の能力が引き上げられ、仕事の効率や質が改善するかということも教えてくれます。

わたしは特に、
セロトニン仕事術に関しての記述が好きでした。
この仕事術では主に朝仕事の効率化と気分転換について述べています。
すぐに実践できそうな内容が多くて特にスルッと読むことができました。

医学?科学?そんなの興味ない。」「難しそうだから苦手・・」といった方にも是非オススメしたい一冊です。

なぜこの本を選んだの?

「脳科学を用いて仕事の精度と速度を上げる」というフレーズに興味を持ちました!

精神根性論では無い、科学に基づいた仕事術に惹かれました。

単純に私が医学・脳科学の分野に興味があり、加えて登録販売者試験を受けようと本格的に勉強を始めた時期だったこともあります。

心に響いた箇所は?

心に響いた箇所は本のエピローグに出てくるところ。

「心の病」と「身体の病気」にもならない健康な体を手に入れる方法を知っていただきたい。
そう思って本書を書きました。

仕事術とは違いますが、私が思う、著者が読者へ最も伝えたいところです。

おそらくこの本を手に取った方の多くはビジネスマンで、
仕事の精度や速度の向上を実現して、バリバリ働きたいと思っている方だと思います。
私も前職時代であれば上記の理由から読み始めていると思います。

第1章から仕事を効率化するための様々な仕事術を教えてくれた著者の樺沢さんですが、
彼の本業は精神科のお医者さん。
仕事を効率化してバリバリ働く、そのような働き方は推奨しない、と言っています。
加えて、それよりもあなたに病気にならないいただきたい。とも言っています。

私も実際に前職で仕事に熱を注ぎすぎ、身体を壊したことがあります。
そのためこの文章はとても心に響きました。

もちろん大人であれば、生きていく上で仕事をすることは必須に近いです。

だからこそ、この本にある
脳の仕組みにかなった方法で仕事をこなしていくことで
「仕事でバリバリ働くこと」と「心と体の健康」の両方が手に入れられる
とわたしも思います!

本を読んで何を感じた?

私のエンドルフィン仕事術は、料理を作ること🍳

私は料理を作ると満足感と達成感があります。もはやストレス解消に近いです笑

それはただ、自分の好きな料理を作ることが好きだから、だと思っていましたが、
脳科学的に見ると、作っている過程で様々な脳内物質が出ている可能性が高いからだと思うようになりました。

本書では、「経験やそれ自体が非常に楽しいので純粋にそれをすることのために多くの時間や労力を費やすような状態」をフローと呼んでいます。

エンドルフィンが分泌された状態と、フロー状態はとても似ているそうです。
フローに入りやすい人たちについて、スポーツ選手はもちろん、
職人や料理人も挙げられていました。

ものづくりや料理はおおよその流れが決まっています。
これが終わったらこれ、という詳しい流れが工程表のように決められている作業はフローに入りやすいそうです。
※気になる方は是非読んでみて!

確かに私自身、事前に食材を買い込んで
数種類の料理を短時間で作ったり、凝った逸品を作ったりすることがあります。笑

家族の笑顔のために料理を作ることはもちろん幸せです。
それに加えてフロー状態になれるのであれば、もう料理はやめられません笑

この本を読んで取り入れたこと※追記:240930

文章の作成は起きてから2〜3時間の間に行う!✏️

起床してからの午前の2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」と呼ばれ、
脳が最も生き生きとして活動する時間帯
といいます

午前中の脳内は、睡眠によって前日の記憶が整理されて
すっきりとした状態になっているため脳の作業効率が上がっているようです。

筆者は、この時間帯に集中することで通常の3倍スピードで原稿が出来上がる と言っています。

私も
この本を読んでからは、起きてから2〜3時間を記事の作成に充てています。

すると、以前よりもスルスルとかけるようになっていると実感しました

今まで、朝は苦手な時間だったのですが、
今では、効率的に使えている気がして嬉しいです😊

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。

『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』について読んだ感想をまとめてみました。

読んでみて率直に内容が面白い!
この分野が好きだから、とかではなく
へぇーそうなんだ、それじゃ私があのとき感じていたのは・・・と読んでいくうちに
どんどん引き込まれていくんです!

もちろん本に書かれている仕事術はビジネスマンでなくても用いることができます。

日常生活や働き方をできるところから変えることで、
生活の質も少しずつ改善されると思います。

今を働くすべての方に一度は読んでほしいと思える一冊でした!

今後も気になった本を読んでお話しできたらと思います。したっけ!

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